こんにちは、マーチャントクラブWeb3.0支部代表の堺です。先日開催した第17回定例会について、その内容と学びをお伝えしたいと思います。

今回のテーマは「プロンプトの打ち方」でした。AIを活用する上で、適切なプロンプトを作成することがいかに重要か、そしてそのスキルをどのように身につけていけばいいのかを中心にお話ししました。

プロンプトの基礎知識

まず、プロンプトの基本的な概念と種類について説明しました。プロンプトエンジニアリングというスキルが、今後のビジネスにおいていかに重要になっていくかを強調しました。

実は、このスキルは既に高い需要があり、年収600万から1500万円ほどの幅で採用されているケースもあるんです。これを聞いて、参加者の皆さんの目の色が変わったのが印象的でした。AIの時代において、このスキルがいかに価値あるものかを実感していただけたのではないでしょうか。

私が特に伝えたかったのは、プロンプトには様々な種類があり、目的に応じて使い分けることの重要性です。ただAIに指示を出すだけでなく、どのようなプロンプトを使えば最適な結果が得られるのか、その考え方を身につけることが大切なんです。

プロンプト作成の基本テクニック

ここでは、効果的なプロンプトを作成するための4つの要素(命令、文脈、入力データ、出力指示)について詳しく説明しました。

私が特に強調したかったのは、具体的な例を提供することの重要性です。AIは頭がいいんですが、抽象的な指示だと意図を正確に理解できないことがあります。

だからこそ、具体的な例を示すことで、AIがより正確に理解し、期待通りの結果を出力してくれるんですね。

セミナー中、参加者の皆さんと一緒にプロンプトを作成する実践的なワークショップも行いました。皆さんが実際にプロンプトを書いてみて、「あ、こうすればいいんだ!」という気づきを得られた瞬間が何度もありました。この経験が、今後の業務でAIを活用する際に大いに役立つはずです。

堺のおすすめポイント

  1. 参考データの活用
    プロンプトの精度を上げるための秘訣として、参考データの活用、特にRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術について紹介しました。これは私自身、メルマガ作成などで実践している方法で、その効果には本当に驚いています。
  2. AIツールの使い分け
    私が日々の業務で使っているAIツールについても紹介しました。特にクロードというツールでのメルマガ作成の実例を示したところ、参加者の皆さんから大きな反響がありました。AIを使いこなすことで、これまで何時間もかかっていた作業が数分で完了するようになったんです。この効率化の可能性に、皆さん目を輝かせていましたね。
  3. 業務内容の分解
    プロンプトを効果的に活用するためには、まず自分の業務を細かく分解することが重要だと伝えました。これは、AIにどの部分を任せるべきか、人間がどの部分を担当すべきかを明確にするために不可欠なステップなんです。

まとめ

このセミナーを通じて、プロンプトエンジニアリングがいかに重要で、同時に学びがいのあるスキルであるかを伝えられたと思います。特に、RAGの手法を使って自社や自分自身の情報をAIに学習させる方法は、多くの参加者にとって目から鱗の内容だったようです。

「AIを使えば誰でも簡単に仕事ができる」というのは誤解で、適切なプロンプトを作成するスキルがあってこそ、AIの真の力を引き出せるのだということを強調しました。

このスキルを磨くことで、業務効率化だけでなく、新たな価値創造にもつながる可能性があるんです。

最後に、プロンプトの作成は練習あるのみだということも伝えました。今回学んだことを実践し、試行錯誤を重ねることで、必ずスキルは向上します。

そして、そのスキルを活かして、誰かの役に立てる存在になっていってほしい。それが私からの最後のメッセージでした。

参加者の皆さんの熱心な態度と、セミナー後の前向きな感想を聞いて、このテーマの重要性と可能性を改めて実感しました。マーチャントクラブWeb3.0支部では、今後もAIやWeb3に関する最新の知識と実践的なスキルを提供していきます。

皆さんのさらなる成長と成功を心から願っています。次回の定例会もお楽しみに!